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その男、薮の彼方に消ゆ

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2011年 05月 10日

魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯

さあ、飯だ。

今日は【魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯】だ。

材料と道具を揃えよう。
魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯_c0220374_1629894.jpg

火器はトランギア。
ナベはDUGのPot-II。
このナベは毎朝二合の飯を炊くために、台所に置かれてる。
もう、山道具じゃないのだ。

米は、無洗米の二合を500ccの水に浸しておいたもの。
吸わせておいて一度水を切ると、二合で100cc分を吸っている。
だから炊く時は、別に400ccの水で良い。
イメージとしては、出かける前に水に浸しておいてザルで水切り、
ジップ袋かなにかで携行する感じだろうか。
沢とかテン場だったら、その場で水に浸すのだろう。


左上がストーブとアルコール燃料、燃料は2オンス近くを消費。
魚肉ソーセージはお好みで。
小さな容器は、桃屋の【キムチの素】。
日本フリーズドライ(株)の【豚キムチスープ】をひと袋。
プラス、青菜系の混ぜご飯のもと、乾燥小エビ、刻み海苔。
刻み海苔はパスタソースの「たらこ」についてるやつ。

ナルゲンに水400cc、ナベと米。

 ◆◇◆

魚肉ソーセージとキムチのマリアージュを発見したのは、偶然。

ある昼下がり、家でランチをこしらえていて、見つけたのだ。
僕にとって至福のランチは、もちろん豚骨。
トッピングにモヤシを茹でたりにんにくを揚げたり、してた。
ふと、動物性タンパク質が何かないか探したら、魚肉のソーセージが。

こいつを切るとき、理由もなく辛いよね。
包丁入れながら思わず「あうぅ...」とか声が出てしまう。
とにかく、魚肉ソーセージをフライパンで炒めながら、
偶然にキムチを入れようという展開になる。
キムチといっても前述のように、桃屋【キムチの素】なのだけれど。
こうしたわけで、この日のランチは具がテンコモリのマルタイ、
ただしスープはグリコ社のサードパーティー製豚骨スープ。



魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯_c0220374_1645079.jpg

....なぜか、ヴィジュアルにすると、滑稽でしかない。
左側の具材が、キムチの素で炒めた魚肉ソー、これが、
「はうっぅわうっ」という嗚咽を堪えきれぬ美味さだったのだ。


脱線しかけたのだが、これが今回のテーマの伏線になる。

 ◆◇◆

とにかく具材と米を、全部ナベの中に放り込む。
キムチの素もひとさじ、加える。
水を注いで、火にかける。

DUGのPot-IIをTR-B25に乗せて飯を炊く時は、
強火数分で沸騰、ナベのふたに重しを乗せて弱火にし、12分。
これで美味い飯が炊けるのだ。



炊けた。
魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯_c0220374_1651916.jpg

味が薄かったのでトッピングに、キムチの素を垂らす。

うむむむ。
激しく美味いのだが、期待値を超えてくれない。
期待通りでしかない。


噛み締め、咀嚼しながら、刻み海苔をどうしようか?
などと想念がよぎる。

期待値を超える美味さだと、こういう雑念が起きないのだが...。





豁然と、黄色い円形の図形が脳裏に浮かび、留まる。
そうか! これであったか。

魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯_c0220374_16565417.jpg

魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯、
仕上は玉子の黄身をまとって。




(追記:2011/05/22)
作り直してみた。乾燥野菜系の具、ならびに乾燥小えびは、使わない方が良かった。具を魚肉ソーセージのみとすることで余計な食感がなくなり、いっそうの美味しさであったことをお伝えしておきたい。

by yabukogi | 2011-05-10 17:14 | One Pot Cooking


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