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その男、薮の彼方に消ゆ

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2011年 02月 14日

スタンド改造のこと

アルコールストーブで、まだ遊んでいる。


550mlのチタンポットにすっきり収めたくてあれこれ弄り回していたら、ポットとマグの間にできる、未利用スペースが気になって仕方がない。ここをうまく使えないものか?


答えはスタンド(五徳)にあるとみた。それではこのスペースに収まるスタンドを作ろう。前回のやつから大幅改造。


スタンド改造のこと_c0220374_1104982.jpg

ストーブは、前回に触れたスチール缶の底30ミリぐらいをカットしただけのもの。この内側にアルミメッシュとアルミ板を巻いてある。この構造を選んだ理由は、放置民のいのうえさんが【俺流・ミニマムサイズクッカーセット】として紹介されていた記事の中にヒントを得た。ここではT's StoveさんのSIDE-Bが使用されており、燃料ボトルがSIDE-Bにすっぽり収められている。ははあ、こうすればコンパクトに収まる訳である。

上の写真では赤い缶のストーブがアルミ容器に載せられているが、これはただの補助台。ストーブを直置きして地面に熱を与えない、あるいはストーブを冷やさないための応急処置。このへんの、ストーブ本体を保持する仕組みとかが、まだ途上なのだ。



スタンドは「ワイヤーコング」とでも名付けようか...
奇妙な格好だが、ナベに500ml程度の重量では安定感にも問題なさそうである。開閉具合を調節すると、エバニューやSPの300mlマグも載せられる。後述するが、飯を喰っている間に、珈琲用の湯をマグでも沸かせるのだ。


スタンド改造のこと_c0220374_118997.jpg

ポットの中はこうなっている。当初無駄なっていたスペースに、スタンドとCarbon Feltが詰められている。このCarbon Felt、ネコの手も借りたいお師匠から、以前にいただいたものだ。うん、めいっぱい押し込んだ感があって、ようやくすっきりした。



スタンド改造のこと_c0220374_11103282.jpg

中身を全部引っ張りだす。高さ81ミリ、外径103ミリの中に、ごっちゃりではある。

食事のイメージとしては、マカロニや麺を茹でて粉末スープで仕立て味わい、珈琲も愉しもうという感じの軽食。別にバゲットやパン、おにぎりを加えたらボリュームランチにもなるだろう。飯が先か珈琲が先か、好みもあろうが僕は前後だ。先にポットで湯を沸かし、インスタント珈琲一杯分の湯をもらう。これを飲んでる間にパスタを煮込む。食後の珈琲の湯は、マグで直接あたためてもいい。

なんだかややこしい? ポットは湯沸かしに限定してドライフーズのみの献立もずいぶん試してみたのだが、やはり麺モノは短時間でも茹でた方に部がある。食感が違うのだ。あえて付け加えれば、食後にポットを拭い清める手間を面倒と思わぬだけの美味いランチを工夫したい、というところか。





スタンド改造のこと_c0220374_1117418.jpg

珈琲でも楽しんでこようと、支度して外に出る。雪を盛り水を100ccほど加え、燃焼開始。



スタンド改造のこと_c0220374_11185695.jpg

10分近くかかったが、湯が沸き始めた。



ドリップ式一杯だての珈琲セットの封を切ってから気がついた。
雪の上に鳥の糞が多い。里山だから、そんなこともあるだろう。

...んが、ささ、さ、猿の糞まである。



飲めないよ俺。
森の土に雪に、無造作に湯を捨てこぼす訳にも行かない。
冷めるまで待ったら、ケツが冷えきってしまった。

ちくしょう、猿め。

by yabukogi | 2011-02-14 11:35 | 山の道具のこと


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