タグ:山々の眺め ( 10 ) タグの人気記事


2011年 08月 18日

稜線に秋の気配を

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数日前、大天井岳付近をうろうろ歩いていた折りのこと。


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縦走路脇にバイケイソウの群落成す箇所がある。今年は当たり年なのか、北アのどこでも、この白い花を眺められたものだ。この花も、七月のある日に咲いたと思ったらいつしか枯れ、鮮やかなみどりの葉も茶褐色にしおれていた。夏が過ぎ去ろうとしているのだ。



大天井岳から常念方向に稜線の道を選ぶと、ふるい岩室のあたりにコマクサが咲き乱れる。
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花は色を残すが、みずみずしさは失われ、枯れてゆこうとしている。



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すがた美しい常念を背景に、チングルマも風に揺れる。



稜線には、こんな秋の気配が、静かに漂っていた。

うむ、困ったことだ。また食欲が募るではないか。
末尾ながらピンのボケにはご容赦!
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by yabukogi | 2011-08-18 06:38 | 書くまでもないこと
2011年 07月 11日

雷雲去りて北鎌尾根が


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表銀座の稜線は俄(にわか)に雷雲に呑み込まれる。
黄色い閃光はなぜか、どこからか硫化水素の匂いを運んでくる。
なんであろう。湯俣あたりの空気が持ち上げられてきているのか。

硫黄に、鋼を擦ったような匂いが混じる。
しばし山々が轟いたあと、ガスを割った東鎌尾根の上に、
うつくしい北鎌尾根が姿を表す。

北アルプスは、夏。
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by yabukogi | 2011-07-11 19:08 | 北アルプス・槍穂高
2010年 11月 02日

烏帽子から遠く眺めて

先日、ブナ立尾根から烏帽子岳へと歩いた折りのこと。

尾根の樹林帯を歩きながら振り返ると、ずいぶん遠くまでを見晴るかすことができた。最初は菅平の向こうに四阿山が見えたぐらいで喜んでいたのだけれど、標高を上げると...


  おんや。あれって、妙義じゃねぇかい?


山の先輩に、展望オタク、山座同定マニアのひとが居て、たぶん一度も間違えることなく、遠くのお山のシルエットを「なにである」と断定していた。僕にはそんな芸当はできないけれど、むかしむかし、それも北関東などは父に連れられて少年時代に、会津の藪山は死んだ山友と肩を並べて歩いたエリアである。もし同定が叶えば、その時の懐かしい想い出も甦ってくるかも知れない。


「カシミール」というソフトウエアがあって、標高データを読み込ませると、任意の地点からのマウンテンビューを正確に描画してくれる機能がある。これを使えば山座同定もきちんと検証できるのだけれど、僕はMac環境のためこのソフトが使えない。そこで何枚もの10万分の1地形図を広げて長いモノサシを当てたりしながら、以下のような同定を試みた。たぶん大間違いが多数あるはずなので、願わくば誤りをご指摘いただきご叱責を賜りたい。



烏帽子岳から東方面を見ると、地図上はこんな位置関係をもつ。(1)から(3)の順に見てみる。

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【クリックで別ウインドウに拡大表示】


■東南東方向■■

まずマップ上の青矢印(1)。東南東を眺める格好。北ア稜線上の烏帽子からは軽井沢の方角になる。つまり、視線は妙義などの西上州の山をかすめたのち、関東平野の平坦地に消える。こちら方向には【四阿屋山1,387m】という里山があって、ランドマークになる。別な方角(2)で百名山の【四阿山2.354m】があるが、似た名前の別なお山である。このように把握すると、浅間山の南斜面のスロープの上に、裏表の妙義山が並ぶはずで、実際そのように見えていた。微妙なのは、書き込みで【赤久縄山1,522?】としたあたりで、ここには荒船山の東側にあるいくつものピークが顔を出すのか、神流川左岸(北面)の赤久縄山あたりが見えてくるのか、こころもとない。

>見えますか?
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by yabukogi | 2010-11-02 10:22 | 山から眺める山
2010年 01月 10日

お山に雪、里も雪

せわしない。

ばたばたと走り回る。安曇野あたりで用事を済ませていたら、雲が切れて常念岳が姿を見せていた。


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雪煙かと見まがうような、荒々しいガスが常念にまとわりつく。常念岳は、松本付近から仰ぐと、前常念岳(2661.8m)と本峰(2857m)が重なるため、きれいな三角錐になる。蝶ヶ岳側のごつごつも、特に午後の日差しを浴びると男前である。しかし裏側、なぜか槍ヶ岳からは山体の曲線が強調されて母なる乳房のようにやさしい姿になるから不思議だ。

まあ、続きというのも何だが...
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by yabukogi | 2010-01-10 03:34 | 里から眺める山
2010年 01月 03日

唱えよ南無阿弥陀佛

この正月の黒豆は、地元の【信濃黒】という品種を炊いたものをいただいた。

黒豆を煮るのに、古釘を用いる。化学式では理解できていないが、酸化第二鉄か何かが豆のタンニン成分とどうにかなって、豆が黒く艶やかに煮上がるからだと聞いた。数日前。暮れも押し詰まって、一昼夜水に浸けた豆を火にかけてから、あわてふためいて古釘を探しまわる。マンション暮らしでは、ふつう釘を使わない。やむなく近所に貰いにいこうと着替えはじめたら、汚れたビニルにくるまっている錆びたハーケンを見つけた。亡くなった僕の親父のものである。息子の大豆が、砂遊び用に欲しいと言うので与えておいたのだ。このハーケン、どこの山で使ったのかは今となっては伺い知れぬが、リスに打ち込んだあとで引き抜いたと思われる跡が数条、そこから広がったものか、鉄の木の葉は見事に錆びていた。それをさらに、大豆が砂遊びに使ったものだから錆びはアゴからリングにまでまわり、それこそ真っ赤っかだったのだ。


ハーケンで炊いた黒豆は、僕のはらわたよりもくろぐろと光沢を放っていて、かざしてみるとジャンダルムのようだ。ちと大げさか。とにかく、そんなぬるやかな三が日が終わろうとしている。お世話になった皆さま、本年もよろしくお願い申し上げます。


我が家、家族そろっての初詣は、安曇野のさるお宮と決まっていた。それこそ数十万人が訪れるような由緒あるお宮である。嶺宮(みねみや)は、上高地の正面の岳沢を登り詰めた吊り尾根を西に進んだ高いお山のてっぺんにある。このお宮、信州の真ん中あたりにありながら船にまつわる神事や祭が知られており、船という交通手段から転化して、乗り物すなわちクルマの安全を祈願する。だから僕も、そうしていた。しかし、これは決して大きな声ではいえないことだが、僕は昨年交通事故にあっており、崇敬者としてはご利益のほどを判じかねていた。うむむむ。神様の軽重を「効き目」で測るような気がしてならんのだが、今年はお寺にしよう。



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そんなこんなで、善光寺さんへ詣でることになった。僕はお宮では、神事の際も柏手を打つ際も所作を心得ているのだが、お寺はさっぱりわからない。とりあえず、いや、とにもかくにも南無阿弥陀佛、南無阿弥陀佛と繰り返して、境内を後にするのであった。平成二十二年。これが吉と出るか凶と出るか。いまから雲行きは怪しいのである。

続きは...
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by yabukogi | 2010-01-03 19:07 | 書くまでもないこと
2009年 12月 08日

戸谷峰 09/12/08

樹を見に行った。

霜が降りた朝。こどもたちが保育園の庭の氷を割って遊ぶ朝。つめたい空気を感じていたら我慢ができなくなって、家から8キロ走った尾根の取り付きに向かう。ここは標高1,000m。山頂は1,629m、ゆっくり歩いて2時間の里山の登り口である。

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山の半分は、落葉松と赤松が生える。山の残り半分は、広葉樹に覆われていて、ツキノワグマもカモシカも暮らしている。ツキノワグマにはまだ会えていないけれど、2007年の暮れに大きなうんこを見た。カモシカは、いつもうんこばかり見ていたが、今日、その主に出会えた。

...そして続きは
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by yabukogi | 2009-12-08 16:12 | 筑摩山地・美ヶ原
2009年 11月 24日

王ケ頭 09/11/24

今日は、近所のじんさん(山行備忘録)が爺ヶ岳を歩いてるはずだ。稜線は、どんな様子だろう...。厳冬期に突入する前の、最後のチャンス。黒部の谷を挟んで冬の劔と対峙するなんて、素敵すぎる。朝、窓からモルゲンロートに染まる常念岳を眺めていたら、僕も我慢が出来なくなってきた。


ううう。仕事が手につかないから、裏山の散歩に出かけよう。美ヶ原なら、ぶらっと出かけられるだろう。


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▲標高2,000m すっかり雪に覆われていた

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by yabukogi | 2009-11-24 22:07 | 筑摩山地・美ヶ原
2009年 11月 19日

初冬の展望

眺めただけのお山の姿で、お茶を濁す。

北アルプスの冠雪は少し遅れ気味だけれど、11月17日の降雪で、いくらか白さを重ねている。

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▲2009年11月19日午前11時の常念岳
高曇りというのだろうか、薄墨を流したような、色彩のない風景である。



昨年いまごろは?
 と過去の写真を眺めたついでに引っ張りだしてきた。以下、お茶請け程度に、どうぞ。

そして続きは...
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by yabukogi | 2009-11-19 11:47 | 里から眺める山
2009年 11月 16日

槍ヶ岳の眺め 09/11/16

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▲2009年11月16日の朝

冬の朝。標高600mほどの松本盆地は、まだ半ば眠っている。昇る太陽の光はなかなか下界まで届かない。一方で稜線では夜明けを迎え、昨日積もった雪がまぶしいのだ。常念岳よりも、奥に聳える槍ヶ岳の穂先はいっそう白いのだ。わけもなく興奮させてくれるではないか!

そして続きは...
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by yabukogi | 2009-11-16 10:08 | 里から眺める山
2009年 11月 05日

くぬぎ林の向こうに

心身にたまった静電気をアースしに、また近所の森へ出かけた。


先日の尾根ではない。今日は霊園のある丘陵の小道。そこにはくぬぎ林が続き、しずかで穏やかな空間があるのだ。

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続きがあって...
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by yabukogi | 2009-11-05 15:34 | 里から眺める山