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2011年 03月 30日

忙中閑なし弥生卅日

被災地支援のために何かを、というcreep大兄の呼びかけ、【ハイカーによる東北太平洋沖地震復興支援】活動の末席に加えていただいて、熱いご賛同を頂戴しました。かたじけなく、むせび泣きそうであります。コメントをご紹介します。


【最大限の想いをこめて】 by brooxさん

【神戸が受けた旧恩を、ぼくは返さないといけない】 by hamayo兄貴

【少額で申し訳ないけど頑張って!】 by ups_downsさん

【純情幕営団や放置民の方々のブログの読者です
 義援金詐欺等も有るようですので、
 信頼できる いまるぷさんと いのうえさんに託します
 どうか、お一人でも暖かい夜がすごせますように】 by shigさん

【少しでもお役に立てるなら】 by はいはら親父さん


重ねて、感謝...
(ことばに詰まっています...下を向いています...いま、ハンカチを手にしました...)




2011/04/05 追記します。またご賛同を頂戴しました。ありがとうございます。

【ブログの一読者です。
 いつも山の写真を楽しみにしています。
 少ないですが…。 byみちるさん

【ノーコメントに万感の思いを込めていただきました byわだっちさん

【東北出身者として、少しですが…。 】 by おしんさん


みちるさん、わだっちさん。そして、おしんさん... ありがとうございます。



 ◆◇◆

知人の建築士から、こんな取組みを教えてもらいました。避難所生活でプライバシーを確保するための「簡易間仕切りシステム」。紙管に木綿布を掛けて、柱と梁、そして壁を構築するのだそうです。福岡県西方沖地震や新潟中越沖地震での避難所でも役立てられ、さらなる進化改良を遂げているとのこと。今回の震災でも導入され、各地の避難所で設置が行われたとのレポートがあります。

東日本大震災 避難所用間仕切りシステム4 (PPS4)
Paper Partition System 4 for Japan Earthquake and Tsunami


この取組みを進めているプロジェクトでは、義援金および近隣のボランティアの協力を求めているようです。上記ページに詳細がありますので、関心のある方はご覧になってみてください。




 ◆◇◆

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くらいトンネルの先に、ひかりが必ず、見えるはずです。
僕は少年時代を被災地で過ごしました。
幼なじみには家族を失ったものも...。
哀悼という言葉では尽くせません。鎮魂の祈りを捧げます。

> つづき...
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by yabukogi | 2011-03-30 09:01 | 書くまでもないこと
2011年 03月 14日

鍋で、ガスで、飯を炊く。

..追記............................................................
日本ガス協会は14日、同日スタートの東京電力の計画停電で
都市ガスの供給システムにも影響が生じるとして、
東電の供給エリアの一般家庭や企業、自治体などに対し、
「不要不急の都市ガス使用を控えてほしい」と要請した。
 
同協会は「病院などが非常用発電に都市ガスを使用しているケースがあり、
停電中は都市ガスが人命に関わる医療行為などに優先的に使われることが望ましい」と説明、
協力を呼び掛けた。 
時事通信 3月14日(月)9時0分配信

とのニュースも流れています。電力に限らずガスの使用もできる限り控えるべきであります。
..以上追記............................................................





節電の必要があろうがなかろうが、鍋で飯を炊くことは、いちどお試しになった方がよろしい。


我が家の場合は、炊飯器が無い。そういえば、僕は親元を離れてから炊飯器を使ったことが無いのだった。理由は単純で、

(1)鍋で炊く飯の美味さよ
鍋で火加減しながら炊き上げた飯は、美味い。炊飯器で炊いた飯と比較できないので公平ではないが、とにかく、普通にガスで炊き上げた飯は、たったひとつのことに注意すれば、ほか弁屋の飯と同じぐらいに美味くなる。


(2)べつに難しくない
鍋で、ガスで、と聞けば水加減火加減が難しかろうと、躊躇(ちゅうちょ)なさるかもしれない。んが、けっして難しくない。我が家はふたつの鍋を使い分けているが、ヨメでもババァでも、いつも上手に炊き上げてくれる。たったひとつのことは、ヨメにもババァにもできるのだ。


(3)電力をセーブしようではないか
いつまでのことか、それはともかくとして、今(平成23年3月)は、消費電力を可能な限りセーブいたしませんか。仮にある製品、IHでない5.5合炊きの炊飯器のスペックを眺めてみたら、1回での消費電力量が【193.8Wh】とある。もし10世帯、100世帯で、1,000世帯で、炊飯集中時刻の朝や夕方、193.8という値が集積されて節約できるではないですか! 特に夕方は電力需要のピーク。なので皆さん、ぜひお試しになって、できればお続けになって、もし美味しく炊き上げられたら、周りの方々にも。



上記の箇条書きには含めなかったが理由のひとつに、炊飯器の保温機能であたため続けためしは、不味い。食物を「不味い」などと書くことは罰当たり甚だしいが、電力を長時間無駄に消費し続けてあたため続ける、という人間の身勝手な発想が、不味い。もっともご事情があったり飯屋ならばやむを得ぬであろうが...。

我が家では朝、鍋で炊く。蒸気がこもらないようにフタの下にフキンを咬ませる。こうして保存し夕食時に蒸し器かレンジで温め、炊きたての味そのままに、いただく。なお毎日蒸し器が蒸気を立てるのは、温野菜など調理のためである。




実践してみよう。

米袋の裏に、こういう情報が書かれていることがある。
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このアンチョコとキッチンタイマーは、ご家庭の冷蔵庫に、ぜひ。






手順は簡単である(下にまとめ)。米を研ぐ、無洗米を使うにかかわらず、計って水に浸すまでは炊飯器と同じ。



【鍋の選択】
我が家で炊飯に使われる鍋は、3〜5合の場合、分厚いアルミの削り出し鍋を用いる(下写真)。1〜2合ならDUGのPOT-Iというクッカー(写真その下)。要するに、厚みの有無はあまり関係ないらしい。しかし経験上、ふたの密閉度が炊き上がりを左右することは間違いないようである。

> そして炊飯....
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by yabukogi | 2011-03-14 11:31
2011年 03月 11日

珈琲抽出装置試作

外で珈琲を愉しみたい。しかし満足できるドリッパーがなかった。


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これは試作品。ネーミングも、まだだ。



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上部構造は飲料のアルミ缶を使用。500ml缶を2本分。ビアや酎ハイをあまり飲まない僕には、これがきつかった。フィルター型にカットしてキッチン用のアルミテープで接合。缶ならではのロール状のクセが、ドリッパーに最適な形状を保持してくれる。
下部構造はポリプロビレン製、まな板シートをカットしてテープでつないだもの。このかたちが、上部構造の変形ロートを無理なく支えるのだが、もっとシンプルにできないものだろうか...。

> うすうすコンパクト!
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by yabukogi | 2011-03-11 13:47 | 山の道具のこと
2011年 03月 09日

中央分水嶺・三峰山

雪遊びに出かけた。



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カメラを持って行かなかったので記事にはしないつもりだったけど、同行の『コカゲイズム』のにゃんこ先生がとっても愉快な写真を送ってくれたので、ここにご紹介しておこう。もうひとつ、別な思いもある。もとより安易に、積雪期の中級山岳に遊ぶことをお奨めする訳ではないが、人気集中で混み合う入笠山や北八ヶ岳すぐ近くに、こんな静かな場所があることも知っていただきたいのだ。トレースの無い雪尾根。ノートラックの広大な斜面。小鳥の声だけが響く静寂の森。そこは国道脇の駐車スペースからわずかなハイクで届く、標高1,800m程度の高原の一角なのだ。



2011年3月8日。
外遊び彷徨記』のチャイさんが、ワカン歩行を試したいとおっしゃる。それなら出かけようと、前述のにゃんこ先生と三人、諏訪湖畔から中山道をわずかに走って、和田峠に向った。トンネルを抜けた峠の先にビーナスラインの入り口がある。いまは除雪も入らず、GW前までは雪に埋もれたまま。僕らは空き地にクルマを残し、装備を整えて歩きはじめる。最初から、ワカンを履く。午前07時03分。気温マイナス7度。轍もトレースも無い車道をラッセル。新雪がたっぷりと乗って、このあたりでも膝ぐらいだった。やがて「農の駅」があるスキー場跡地に至る。08時少し前。車道を離れ、かつてゲレンデだった雪の斜面のへりを行く。行く手には緩やかな鞍部があって、そこは中山道の「古峠」。駐車場でも挨拶を交わしたスノーシューの御仁が峠におられた。この先も前後して進みましょういうことになるが、かなりの分、ラッセルのご負担をおかけしてしまった...。古峠までは曇り・無風だったけれど、峠から稜線伝いに北進すると、西からの強い風に叩かれるようになる。ジャケットを羽織り、バラクラバを被る。稜線は緩やかにアップダウンするが、ワカン履きにポールで進む。この日の目的地は、三峰山(1,887.4m)経由、二ッ山(1,826.4m)。

> 雪!風! 豚汁!
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by yabukogi | 2011-03-09 08:51 | 筑摩山地・美ヶ原
2011年 03月 07日

あいしてるイイダヤ軒

これも寒かった朝のことだ。雪が積もって、僕はMerrell のスーパーライトというマウンテンブーツを履いて出かけたぐらいだから。自宅から駅までてくてく、雪を蹴りながら小一時間。お、少し早く着いた。そうだ、立ち食い蕎麦を楽しむことにしよう。わかってくれるだろう? 雪の朝、3キロも歩いてきて時間が余る。朝飯は、まだだ。そんなとき目の前に立ち食い蕎麦の暖簾が揺れてたら、ためらう理由なんか無いじゃないか。

すぐ近所には、松屋もある。マクドもある。だけどこの朝の気分は、立ち食い蕎麦だったんだ。




これもためらうことなく、僕は天ぷら蕎麦を頼んだ。
元気なおばちゃんが、手際よくちゃちゃって、蕎麦をこしらえてくれた。
ここは前払いだ。
500円玉をカウンターに置いておくんだ。


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あぁ... できたよ。レンズが曇るほど、きっと美味いのだ。


熱いよ。美味いよ。切ないぐらいだよ。

え? 麺だけお替わりできるんだって。すごいよ。豚骨ラーメンみたいだ。

> 蕎麦なのに替え玉?
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by yabukogi | 2011-03-07 12:44 | 喰い物のこと
2011年 03月 06日

さよならマクドナルド...

少し前のことだ。僕はハンバーガーに、別れを告げた。


あれはまだ寒かった日々。僕はいつものようにマクドナルドのドアを開け、カウンターでいつものようにバーガー2個とポテトとコークを頼み、席について文庫本を読みながら、まずテリヤキチキンにかぶりついた。開いたのはたしか、塩野七生さんの『コンスタンティノープルの陥落』。左手で文庫を開いたまま保持して、右手でテリヤキの中のレタスに絡んだソースとマヨネーズが垂れないように細心の注意を払いながら、地中海世界における中世と言う時代の、ひとつの区切りが訪れる瞬間を追っていた。


テリヤキを堪能すると、ポテトに移る。2本ずつを口に放り込みながら、また活字を追う。間にコークを飲む。僕はこの瞬間のために、コーヒーではなくてコークを選ぶんだ。ポテトでかなり満たされ、さて、とマックポークの包みを取る。ひとくち、ふたくち、いつものように「まじうめぇっ」とか呟きながら、当時のイスラム世界が孕んでいた征服欲の強さに驚嘆する。やがて、新潮文庫版では237ページで、東ローマ帝国は滅びる。あぁ... と呻き、少しの時間の放心を経て、僕はマックポークの残り半分に立ち向かう。


しかし、進まない。
ポテトも半分残っている。
なのに食欲のカルナバルは終わりを告げていた。
もう僕の胃袋にはキャパが無かったのだ。




そうか。カルナバルは終わったのだ。

カルナバル。それはこの店のドアを開けた時に始まったんじゃない。少年時代に住んでいた田舎町の、あのハンバーガーショップ。小遣いを握りしめ出かけ、僕はバーガーにかぶりつく。あまりの美味さに涙をこらえて、しかし泣いたら負けばい、泣かんばい、おいは泣かん... 、そんな思いを交錯させて味わった12歳の春。やがてカネを貯めて中型の免許を取って、まだ空冷だったRZ-250の中古を買う。セパハンにバックステップ、ぱんぱんとチャンバーを鳴らして走って行ったのは郊外のモス。そこで口にした本物の「テリヤキ」はたましいを裏返すほど美味くて、僕は食べ終わってから2個を追加オーダー。帰ろうとヘルメットを被ったら、行く手の西の方向にでっかい夕陽が燃えていたあの国道。そう、バーガーにかぶりつくという行いは、僕がすごした九州の、少年時代の甘美な思い出に直結しているのだ。


2011年2月。
僕はバーガーを、こころから楽しめなくなっていた。大人になり過ぎたのだ。もう、少年時代からそうしてきたように、ハンバーガーにかぶりつく、そういう年齢じゃないことを悟ったのだ。何かを追いかける日々はとっくに過ぎ去って、何かに追いかけられる日々を生きているのだ。



ある雪の朝。
僕は朝飯を作っていた。


さよならマクドナルド。さよなら僕の少年時代。さよなら僕のカルナバル。僕はいつの間にか大人になりすぎて、大人らしい静かな朝飯を整える。さようなら青春。さようなら遠い日々。

いまはこんな朝飯がうれしい。

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by yabukogi | 2011-03-06 21:19 | 喰い物のこと
2011年 03月 03日

0.9mm、至福のランチ

ディ・チェコ No.9カッペリーニ 

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アルコールストーブなど軽量ストーブを携え、ソロ用のポットひとつで短時間に出来上がる献立について実践、考察する。

今回は、ディ・チェコ(イタリア)の極細パスタをスープ仕立てで味わおう。ちなみにディ・チェコの場合はNo.11とNo.12を「スパゲティーニ」と表記しているから、このNo.9という細いパスタはスパゲッティーではなく、正しく「カッペリーニ」と呼びたい。記念すべき【One Pot Cookingシリーズ】第一回はこのパスタである。



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これまでクスクスやマカロニをいろいろ試してきた結果なのだが、いまひとつ「がっつり喰った」感に欠けるのである。かといって茹で時間10分近いスパゲッティーを使用するにはためらいがある。まず茹でた湯の処分の問題。次に所要時間の問題。最後に使用する燃料の問題。湯の問題は「スープにすりゃあ良くね?」で解決。所要時間は10分を長く感じるか否か。しかし燃料の問題は大きい。手製の超軽量小型アルコールストーブだと、継続燃焼時間が最大10分という場合もあるだろう。これは高所で風がある状況下だと短縮される。え? 高所ではアルコールストーブを使わない? いや、これがいいのだ。風防さえしっかりしていれば。とにかく、この0.9ミリのカッペリーには、2分で茹で上がるのだ。しかもスープ仕立てで食して美味しい。嬉しいではないか。

> 嬉しいではないか!
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by yabukogi | 2011-03-03 10:30 | One Pot Cooking
2011年 03月 01日

その男、備蓄中。

.......追記:2011/03/14...............
震災前に書いたためとはいえ、
被災者への配慮に欠けるとの誹りは免れ得ない。
かの地の苦痛を思えば、ただ、つらい。
...................................................


山道具を放り込んであるラックの2段目は、山で喰う食糧を詰め込んである。
ここが大変なことになってきた。
溢れてきたのだ。

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僕は家事を担当していて、ほぼ毎日のように、独り買い物に行く。
マイバッグを持ってショッピングセンターの中でカートをころころ流し、
長ネギを刺したバッグをカブの荷台に積み込んで、
松本の市街地を走っているのだ。

哀しい主夫ではある。

買い物中に、麺類、FD食品、カーボン行動食などを中心に、チェックを入れる。
信州の地方都市のこと、新製品が必ず顔を揃える訳じゃないけれど、
目新しいモノもあるからだ。


 お。マルタイの棒ラーメン、新パッケージみっけ。食べてみよう。


こんな感じで、少しずつ買い足してはテイスティングし、
調理に必要だった手順や燃料の量、調理時間、
そして味わいや満足感、さらに出るゴミの量や腹持ちまで確かめてみる。
あらゆる点で満足なものは、
レギュラーの山岳食糧として僕のお気に入りになる。


振り返れば昨年後半は、よく出歩けた。
つまり日帰りとはいえ何度か山に行けたのだが、今年はどうもまずい。
溜まるストレス、減らない内臓脂肪が如実に語っているように、
ぜんぜん出かける余裕がないのだ。

上に書いたような食糧の買い足しは
昨年後半と同じようなペースで行われている。
だから、僕がこっそり太るように、在庫が増える。
消費しないから備蓄分がどんどん増えて行くのだ。


何食分あるか、数えてみた。
炭水化物をベースに、
マルタイの棒ラーメンひと袋を「2食分」という風にではあるけれど。


34食だった。


何ということか。
僕は自由と時間と金、そして愛情には不足しているけれど、
山に行く食糧に関しては、1ヶ月分もあるじゃないか。


ここまでタイピングしていて、とても哀しい気持ちになってきた。
あまりにも寒々しく、あるいは惨めというべきか。



こんなことをここに書いて良いのだろうか? 
躊躇逡巡は隠せない。
しかし例えば山に行って楽しかった、
あるいは山道具をについて考えてみた、
と言うのと同じ個人的な体験なのだ。

ここは所詮、そんな体験を書き捨てておくような場所でしかないのだから、
これでいいのだろう。




ところで、だれか、山に連れてってくれないか。
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by yabukogi | 2011-03-01 16:32 | 喰い物のこと