その男、薮の彼方に消ゆ

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2010年 09月 29日

惰眠してる場合か。

夏の終わりに、いつの間にか家族が増えていた。

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 >> どうせ肉球がどうしたとか...
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by yabukogi | 2010-09-29 14:34 | ねこのこと
2010年 09月 26日

鶏モツ、そしてテールランプ

秋の貴重な週末、僕は仕事に打ち込んで過ごした。


仲間の多くが、山に向った。金曜日は北鎌へ入るメンバーを迎え、松本市内で顔を合わせる。行ってらっしゃい、冷え込むと思うけど、健闘を祈ります。翌土曜は穂高に入る仲間から、上高地入りしたとメールが届く。ジャンダルム、満喫してください。そしてきょう日曜日、下山した仲間たちと少しだけ、語らう。できれば冬の再会を!

うん、いい週末だった、いっぱい飲ろう。僕は山靴を履くことは叶わなかったけれど、山に向った友が家路に着いた、というのは気分がいいものだ。


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世間では鶏のモツ煮が流行ってるときいて、こしらえてみた。僕はメディアに接触する機会が少なくて詳しくは知らないのだが、鶏のレバとハツ、砂肝をあまからく炊くそうだ。たべてみたい。

 >> あまからく...
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by yabukogi | 2010-09-26 20:48 | 書くまでもないこと
2010年 09月 19日

奥飛騨・沢上谷 2010/09/11

沢を詰めれば稜線に出るのは道理で、少なくとも稜線につながる尾根のどこかには、達する。そう考えれば沢から山を目指すという考え方自体が至ってシンプル、枝沢の分岐を間違えなければ迷うことも無い。流れに沿って標高を上げ続けていけばいつかは稜線かピークに立てる。しかしこれは一定の勾配で滝が無い、廊下も無いという仮の話で、現実には真っ暗な谷底に横たわるゴルジュに追い返されたり、あるいはホールドもリスもない滝を前に呆然と佇むだけのこともあるだろう。これは極端として、徒渉したり泳いだり直登したり時には巻いたり、そういう身体的な使い方をあらゆる場面で考え続け判断し続けながら上へ上へと向っていく沢登りという様式には、醍醐味と美学がある。


今回訪れた沢、奥飛騨の沢入谷沢上谷(訂正:そうれだに)の場合は稜線には届かず、山脈から少し離れた里山を流れ降りてくるような沢。水源は中央分水嶺に発し、水は日本海へ向う。標高差も勾配も大したことは無い。事実、沢登りではなくて「沢歩き」に徹することができる。これは僕にとって有り難い話で、要するにワザを求められない登りならば僕にも歩ける。醍醐味と美学にはいささか欠けるかも知れないが、玉が縮み上がる思いをするよりはましなのだ。


ClubNature+のユウさんからお誘いを受けたのは、まだ初夏の頃。夏の終わりか秋の初めに奥飛騨の沢を歩こう、と。上に書いたように、「沢を登ろう」ではなく、歩けるところを選んでくれたのは僕の身体能力と玉縮みを慮ってくれたから。ユウさんご自身はふだん、凍った穂高のカベにでも平気で(いやむしろ好んで)貼り付いておられるような人なのだ。そこへ放置民のいのうえさんと英語ができない鳥さんと、姉妹でぶらぶらしておられる姉さんもご一緒くださることとなり、ユウさんのご友人も加わってにぎやかに出かけることとなった。まだ酷暑の残る9月の中旬、大人が堂々と水遊びできるというのだから、これは楽しみでたまらない。


入渓点は標高580m付近で、沢から上がる地点は1,000mをわずかに切っている。高低差400mそこそこをのんびり歩く沢だから装備はミニマムでいい、一カ所高巻き道の足場が悪いということで全員ハーネスだけは着けることにした。09時過ぎ、入渓。15分も歩いただろうか。「五郎七郎滝」への分岐となる枝沢が左から落ちている。落ちているというのは、文字通り滝になって白布を掛けてるのだ。また来る時のために、今回はスルーすることに。



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予想に違わず、また地形図から読み取れる通り、穏やかなせせらぎの中をじゃぶじゃぶと水しぶきを上げながらゆく。小さな釜を泳げばこれまた小さな滝が真っ白な飛沫を上げている。ぷはぁ、爽快極まれり。僕は沢の経験が浅く、蔵王の東面、飯豊の胎内川、あとは奥秩父を少し遡ったぐらい。同じシーズンに仲間がふたり、それぞれ別な沢の事故で死んでからは20年以上も沢に入っていない。ふたりとももう成仏してどこか高い所から見てくれているだろうから、今日は君らの分まで楽しんでやろう、久々のじゃぶじゃぶである。岩質は溶結凝灰岩か、フリクションが効いて歩きやすい。ときどき混じる赤っぽい岩だけコケが付いていて滑る。僕は地下足袋だったから、この赤い岩だけには足を載せないように歩く。

 >> まだ暑かった日のこと...
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by yabukogi | 2010-09-19 12:24 | 北ア・その他のエリア
2010年 09月 15日

鹿島槍ヶ岳・二日目後半

腹が減ると、この朝のことを思い出す。


もう夏の想い出となった鹿島槍二日目、2010年8月24日後半の行動。この未明に冷池のテン場を出発、鹿島槍ヶ岳山頂を訪れ、ぐぅぐぅと鳴る腹をなだめながらテン場に戻ったのだ。急いで湯を沸かし豚骨ラーメンに高菜漬けやキクラゲを投入したことは、さきに書いた。とにかく、これを喰ってテント畳んで撤収。



爺ヶ岳への稜線を歩き種池から扇沢に降りれば、僕の夏山は終わる。たった二日間だけど、大縦走でもバリエーションでも登攀でもない小さなハイクだけど、大切な旅が終わる。降りてしまえば仲間に来年までのアディオスを告げ、それぞれの街に散る。だから爺ヶ岳へ、扇沢へ、残された半日をたいせつに歩こう。



今日は、すべての一歩を忘れないぐらい、心にしみじみと刻みながら歩くはずだった。ところが、冷池から爺ヶ岳へと向う緩やかな登りがきつい。長い。水平歩道をイメージしてて、実際はそのようなものだが、きつい。昨日の疲れに加えて、朝の鹿島槍山頂往復の疲れを載せて、ふらふらに歩いているのだ。とても一歩一歩を心に刻むどころじゃない。途中、鬼軍曹のNut's氏がペースを合わせてくれるが、こらえきれず先行してもらう。むむむ。年齢同じくして、軍曹は原子力で動いているとまで囁かれている。これは基礎的な体力を養うことは勿論のこと、すみやかに疲労回復をはかるという技術的な問題もあるな。



冷池の乗越を過ぎて赤岩尾根の積雪期下降点をチェックする。ここか。確信は無いがたぶんここだ。春の陽光の下、僕がここを歩くことを想像する。本当に来れるか。きっと大丈夫、そういうことにしておこう。山を下りるときは、いつかまた来ることを考えていないと、切ないのだ。再会の約束の無い別れには、耐えられない。



爺ヶ岳北峰の直下ぐらいだろうか、遠ざかる鹿島槍を眺めようと振り返る。鹿島槍の両ピークは、いまや見えない。冷池乗越の鞍部に向って信州側からガスが上がってきているのだ。夏のお昼になると、必ずこうなる。前方の種池の鞍部でも同じく、扇沢から垂直に数百m上昇するガス塊は大迫力。おや? 種池小屋の発電機の音が聞こえるよ。眼下には、棒小屋沢源頭から十字峡へのひと筋の水のみち。そういえば小林喜作氏(1875--1923)、表銀座の名付け親で喜作新道の開拓者は、この棒小屋沢で雪崩に遭い亡くなっているのだ。



爺ヶ岳南峰で憩う。梅干と記念撮影。みんないい顔してる。




下りは、早い。すたこら行く。種池の小屋で飲み物を仕入れ、喉に流し込む。Jun氏が手ぬぐいを買ってマジックペンを借りて来た。記念の寄せ書き。このふつか間のことを ぼくは生涯わすれない たしかそう書いた。下山後の段取りを話し合う。Nut's軍曹は夕方のバスと翌日の高尾山という予定の縛りがあるのに、爽やかな笑顔で「松本で温泉と宴会!」と命令。このひと言で、みんなの頭の中は温泉と宴会のことに切り替わる。柏原新道の石畳を踏んで、扇沢へとゆっくりと下る。チャイ団長をつかまえて、秋山の相談をする。ねぇ、また八ツにしましょうよ、去年の赤岳も静かで良かったし... 沢の音がだんだん大きくなる。堰堤の傍らに降り立って、正面にランクルの四駆車が見えた瞬間、下界に戻ったのだと悟った。



松本市内で僕の近所の居酒屋に席を頼み、浅間温泉でひとっ風呂を楽しむ。クルマを置きに行ったカワム氏も合流。湯上がりのぷしゅっという音の替わりに、冷えたジョッキがぶつかる「ゴツッ!」という響きが嬉しい。みんなありがとう。飲む飲む呑む呑む、そして喰らう。wadac氏が日本酒に切り替える。僕も切り替える。河岸を替えて僕の家の茶の間でまた飲む...。早朝、ここはどこだ? と雑魚寝から目覚め、珈琲をいれて目を覚まし、抱擁して別れる。僕はひとり台所へ戻りクッカーを洗う。ブーツも洗って干す。テントとシュラフは2階の手すりに干す。気が付けばこのとき、旅は完全に終わっていた。







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どうもありがとう、こころから。

外遊び彷徨記】チャイさん
てくてく備忘録】wadacさん
nutsclubへようこそ!】nuts軍曹殿
アレもほしい☆コレもほしい☆もっともっとほしい】Jollyさん
雲の上まで行って来ます。】Jun(永遠の槍隊放題)さん
コカゲイズム】カワムさん
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by yabukogi | 2010-09-15 15:19 | 北アルプス・主稜線
2010年 09月 06日

鹿島槍ヶ岳・二日目前半

2010年8月24日朝。槍隊放題2010、二日目前半。


テントのベンチレーションから、白くて丸い光が差し込んでいる。街灯? 一瞬、山に来ていることを忘れ、庭か公園にテントを張って寝ているような錯覚を覚える。あぁ...劔の上にさしかかった月だ。そういえば、ここは鹿島槍の南のあたりの稜線だ。明日は満月なんだ。そう思い至ると同時に、シュラフの上で大の字になっていることにも気付く。喉が渇いた。開けっ放しの前室に転がるボトルを手にする。フライは下げてるから、外の様子まではわからない。たぶん幾張りものテントが、晃晃と月の光を浴びているに違いない。



いつ眠ったのか、覚えていない。でも、02時起床03時出発と打ち合わせたことは間違いない。時々時計を見る。物音、気配はしない。風もない。誰かが起きた。ジッパーの開け閉めの音が聞こえる。他のテントからも聞こえる。02時を過ぎたところだ。狸寝入りしていると、03時近くになって鬼軍曹ナッツ氏と思われるライトが迫って来た。やばい! 鉄拳か! 無言の起床命令に瞬間的に起きて支度を始める。水500、行動食、ジャケット、ポール1本。僕ら七人は、月の光が照らすテン場をあとに、物音も立てずに歩きはじめる。



まだ夜明け前の稜線は、満月に明るい。東には大町市街地の夜景、そして昇る夏のオリオン。西には月光の立山と、劔。足元には夜露をまとったチングルマ。蛍光塗料のようにヘッデンの灯りを反射する植物もある。いろいろと冗談を言い合いながら布引山に向う。登りが苦しい。息があがる。昨日の疲れが抜けていない。パワーとスタミナみなぎるジョリィ/ナッツ/カワム3氏が先行、僕ら後続はゆっくりと足を前に出して行く。



稜線の灯りは、南の爺ヶ岳の西側に、種池山荘のものだけ。やがて黒部川を挟んで大観峰にひとつ。やがて劔沢にひとつ、灯る。みんな夜明け前に行動を始めているのだ。立山の向こう、日本海の海原だろう、遠くで稲妻がはしる。真南の木曽山脈方面でも光る。音は無い。稜線の小屋の灯り、遠い稲妻、そして先行する仲間たちのヘッデン。いくつかの灯りを追っていると、東の水平線が深い群青に明けて行く。群青の下は紫煙を流したような雲の海、海。雲海と群青の境目に、朱が混じる。黄色い輝きも生まれる。そのひかり、グラデーションのあまりにも美しい色彩の構成に混乱してしまって、支離滅裂なことを口走ってしまう。振り返れば、まだ暗い空の下に、槍と穂高・前穂のシルエット。興奮が高まる。そんな混乱と興奮の中で、いつの間にか僕は鹿島槍の南峰(2,889.1)に立っていた。



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ハゲザイル、万歳! 
頭髪よ3ミリの栄光に!  photo by Jun氏 【訂正:カワム氏】

 >> 北峰にも寄ってく?
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by yabukogi | 2010-09-06 14:30 | 北アルプス・主稜線
2010年 09月 05日

鹿島槍ヶ岳・一日目

2010年8月23日。槍隊放題2010、一日目。



2時間以上も、膝を胸まで持ち上げるような登りが続いている。樹林帯でおおむね木陰を歩けると言うものの、気温は30度を超えているだろう。稜線東側に位置する赤岩尾根、朝の登りでは昇ってくるお日さまが、うまい具合に背中を炙ってくれる。僕は脇にシュリンゲでぶら下げた500ccのボトルに何度水を補充したことか。西股出合で汲んだ2Lはすぐに尽きた。全身の細胞が貯えている水という水が、ぜんぶ出て行く。あとは下界から持って来た1.5Lで稜線まで頑張るのだ。


大冷沢北股本谷脇の流れ込みから汲んだ水は、雪の味がした。稜線方向の右、鹿島槍東尾根の方を見上げれば、アラ沢の頭へ突き上げる雪渓が見えている。そう、赤岩尾根の両側にはまだ雪渓がたっぷり残っている。あぁ、山の水だ。岩清水は味も香りもしないようなイメージがあるかも知れないが、雪渓の末端で汲むような水は、たしかに山の味をまとっている。さっきまで僕の身体の細胞を満たしていた水は、松本市の水道水。この、水道管と蛇口を経て来たまちの水は、汗となってみんな出て行ってしまったわけだ。そこへ、ごくごくと北股の、稜線直下の雪渓を源とする水を流し込んでやる。身体の水が、山の水に入れ替えられる。こうして赤岩尾根を登り上げながら、僕の身体は少しずつ、山の一部となってゆく。

 >> 続きには、汗も涙も!
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by yabukogi | 2010-09-05 09:10 | 北アルプス・主稜線
2010年 09月 03日

Metal Candle

メタル・キャンドル(仮称)。

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径51.5mm、高31mm、16.5g。容量1オンス。

 >> 知恵をください。
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by yabukogi | 2010-09-03 07:57 | 山の道具のこと