その男、薮の彼方に消ゆ

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2010年 06月 29日

梅酢炊飯防黴観察録

梅のクエン酸は、ご飯の腐敗防止保存に働いてくれるのか?


世間一般では、梅干しのおにぎりは傷みにくい、というような認識がある。僕もそう思っていた。しかし友人のシェフに尋ねると、食品衛生業界では、梅干しがあるからと言って過信しないと言う。そういえばノロ(ウイルス)とか集団食中毒とか、過信が命取りになる世界だからシビアに捉えるのもうなずける。

僕としては、先日梅干しを投入して炊いた飯は美味かった、というような内容のことを書いたので、その延長で、梅酢で炊いた飯は保つか? を知りたくなったのだ。以下に、その辺の経緯を少しだけ書く。ご留意いただきたいのは、個人が好奇心から行った簡易な観察で、客観性のある測定や公正な比較を行ったものではないということ。結果はともかく、梅酢を使っての炊飯を推奨したり結果を保証するものではないということ、このことをご承知置きいただきたい。



【梅酢とは】
そもそも梅酢とは、梅干しを漬け込む時に生じる、しおっ辛い梅のエキスである。まぶした塩の浸透圧で果肉内部の水分が押し出され、容器の中に溜まる。クエン酸がたっぷり含まれるらしく、加えて塩分である。この液の中に梅を漬けておくことで、カビの発生や腐敗を防ぐのだと言う。

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>> 酸っぱい話だ...
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by yabukogi | 2010-06-29 10:52 | 喰い物のこと
2010年 06月 28日

雨の朝 幕に臥す

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煌煌と照る月の光を浴びて佇む僕のエスパース。

>> もの哀しいまでの、幕営...
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by yabukogi | 2010-06-28 11:16 | 書くまでもないこと
2010年 06月 21日

僕には梅干しがある。

庭の真ん中付近にやたら葉を茂らせる一本の樹があって、仰ぎ見れば実を付けている。


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そうか梅だったのか。そういえば三月にこの家を下見に来たおり、花が咲いていたっけ。近頃忙しすぎて、花が散り実を結んでいくような季節や命のいとなみを観察する余裕も無かったのだ。この樹の梅の実は少なくて、数も数えるほど。もう一本ある若い樹の実を合わせても、梅酒をひと瓶作れるぐらいしかない。うぅむ、梅干しを、作ってみたい。

>> で、漬け込んでみて...
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by yabukogi | 2010-06-21 05:08 | 喰い物のこと
2010年 06月 18日

美しすぎるチタンポット

またしても、美しすぎる。


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敬愛するsomtam兄のこの記事でノックアウトを喰らってしまった、550mlサイズのチタンポット【MLV 550 Titanium Cookpot】。この低めのフォルム。ややダークな仕上げ。細部まで検証された、使い勝手。


ナベはもう増やさない、そう誓った僕の戒めを、軽々と覆させるうつくしさ。

>> ほんとうに、美しいのだ
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by yabukogi | 2010-06-18 15:17 | 山の道具のこと
2010年 06月 17日

はらがへるからしょうがない。

毎日、はらがへってしょうがないのである。


郊外、というよりも果樹園と田んぼに囲まれたようなところに引っ越して来たからか、朝の目覚めがいい。鳥たちと同じくして起きると、近所をふらふらと歩き回る。田んぼのあぜ道や小川の土手を、歩く。こっそり走る。こっそりというのは、誰も見ていない時を見計らって、少し走る。


走ったり歩いたりして汗を流した後、家に戻って朝飯を炊く。日によって違うけれど、DUGのIIポットで炊く。ガスで炊くことが多いけれど、ときどきトランギアのTR-B25でたく。おかずも作って家族に飯を喰わせる。喰わせながら長男坊主を送りにまた歩く。小学校は遠いから、通学路まで。辻で手を振った後、引き返しながら、少し走る。通勤で歩く人が多いのだなあと思いながら住宅街を駆け上り、田園地帯に着いて汗を拭って家に戻る。目覚めてから3時間で、気持ちのいい燃焼時間が過ぎている。時計は8時。仕事にかかる。効率がいい。



しかし、腹が減る。

おい、さっき、どんぶりで食べたじゃないか。
すごい量のおかずと一緒に。



忍びない。昼までの4時間が、もたない。
こうして、2度目の朝飯に取りかかる。


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この日は、ドライカレー。S&Bの粉末タイプの【S&Bドライカレーの素】をお冷やご飯にぶち込んで、粉末コンソメで少し塩っけを足して、ターメリックとかコリアンダーとかスパイスを振って、火を止めたら生のトマトとキュウリを混ぜて完成。生野菜を加えるところがミソで、食感が良い。味わいも良い。満足度が高いのが、何よりもいい。

>> ええい、ここは暴飲暴食の館!
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by yabukogi | 2010-06-17 18:13 | 喰い物のこと
2010年 06月 15日

塩烏賊と殿様と湯けむりと

気が付けば、もう6月じゃないか。
それも後半だ。

今年はとにかく忙しくて、数え上げれば10日も休めただろうか。
山に行けたのは、たしか3回、5日だ。

なななんと、今年山靴を履いたのは、3回か! 


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ものすごく損をしたような気分だ、なんか焼いてやる。

>> 焼いてやる、焼いてやる... そして
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by yabukogi | 2010-06-15 16:05 | ぶらぶらと歩くこと
2010年 06月 07日

雪渓詰めて夏常念

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バラクラバを持って来るべきだったと、すこし後悔していた。

アイゼンを着けている間にも、北アの奥から、黒部源流の方から、凄まじい風が吹き付けて来る。このスナップを撮ってくれた同行のカワムさんとの会話もままならない。その風に乗って、霙か雪か。白くこまかい粒が、昨日のものと思われるトレースの靴型に溜まっていく。ジャケットのフードがめくり返される。

風速のせいか零度近い感覚を持っていたけれど、カワムさんの温度計では気温5度。やがて西から東へと渦巻いていたガスも途切れはじめ、青空が広がってくる。うむ、この空を。この色を見るために、ここへ来たのだ。

>> そう、ここへ...
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by yabukogi | 2010-06-07 11:44 | 北アルプス・常念山脈
2010年 06月 03日

初夏の味わい二題

木の芽草の芽を味わう山菜の季節が過ぎると、こんな初夏の味わいである。


先日、さるお方が葉山椒の佃煮づくりに励んでおられた。乞うと有り難くもツボをご教授くださったのだ。

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木から葉をむしり取る。むしり取ったら、軸をていねいに取り除き、葉っぱをばらばらに。軸を残すと固い歯触り舌触りが好ましくない。この手間が大変で、「お裾分けに貰ったためしがない」と言われるのも、うなずけるのだ。

 >> 飯のあとには、お読みにならぬ方が...
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by yabukogi | 2010-06-03 10:14 | 喰い物のこと
2010年 06月 01日

豚骨原理主義者の作法

端座して、静かに告げなくてはならない。


味たま載せ、普通で。


このとき、決して慌てたり舞い上がったりはしゃいだりしてはならない。
奮い立ったりむせ返ったり勢い付いたりしてもならない。
ましてや猛々しく叫ぶなど、もってのほかである。

静かに、こころ静かに、待つ。
茶席で過ごす時間と、なにも変わりはない。
息を荒げたり鼻孔を広げたり隣席のどんぶりを
物欲しそうに覗き込んだりしてはならない。
だからといって深呼吸するにも、無理がある。


カウンタさん、あがりっ。


この声が聞こえると、間もなくである。
数秒で届く。
しかし、だからといって首を伸ばして厨房を見やったり
箸に手を伸ばしたり割ったり、
目の前の辛もやしをむさぼったりすることも控える。


おまちっ。


この声で、どんぶりが、ようやく来る。
遠くに暮らすこいびとが乗った列車がホームに滑り込んできて
徐々に速度を落としやがて止まって、
しゅうぅっという音とともにドアが開く瞬間に似ている。

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ごとんと、どんぶりが置かれる。

>> 替え玉?
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by yabukogi | 2010-06-01 10:51 | 喰い物のこと