その男、薮の彼方に消ゆ

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カテゴリ:One Pot Cooking( 4 )


2011年 05月 10日

魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯

さあ、飯だ。

今日は【魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯】だ。

材料と道具を揃えよう。
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火器はトランギア。
ナベはDUGのPot-II。
このナベは毎朝二合の飯を炊くために、台所に置かれてる。
もう、山道具じゃないのだ。

米は、無洗米の二合を500ccの水に浸しておいたもの。
吸わせておいて一度水を切ると、二合で100cc分を吸っている。
だから炊く時は、別に400ccの水で良い。
イメージとしては、出かける前に水に浸しておいてザルで水切り、
ジップ袋かなにかで携行する感じだろうか。
沢とかテン場だったら、その場で水に浸すのだろう。


左上がストーブとアルコール燃料、燃料は2オンス近くを消費。
魚肉ソーセージはお好みで。
小さな容器は、桃屋の【キムチの素】。
日本フリーズドライ(株)の【豚キムチスープ】をひと袋。
プラス、青菜系の混ぜご飯のもと、乾燥小エビ、刻み海苔。
刻み海苔はパスタソースの「たらこ」についてるやつ。

ナルゲンに水400cc、ナベと米。

 ◆◇◆

魚肉ソーセージとキムチのマリアージュを発見したのは、偶然。

ある昼下がり、家でランチをこしらえていて、見つけたのだ。
僕にとって至福のランチは、もちろん豚骨。
トッピングにモヤシを茹でたりにんにくを揚げたり、してた。
ふと、動物性タンパク質が何かないか探したら、魚肉のソーセージが。

こいつを切るとき、理由もなく辛いよね。
包丁入れながら思わず「あうぅ...」とか声が出てしまう。
とにかく、魚肉ソーセージをフライパンで炒めながら、
偶然にキムチを入れようという展開になる。
キムチといっても前述のように、桃屋【キムチの素】なのだけれど。
こうしたわけで、この日のランチは具がテンコモリのマルタイ、
ただしスープはグリコ社のサードパーティー製豚骨スープ。



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....なぜか、ヴィジュアルにすると、滑稽でしかない。
左側の具材が、キムチの素で炒めた魚肉ソー、これが、
「はうっぅわうっ」という嗚咽を堪えきれぬ美味さだったのだ。


脱線しかけたのだが、これが今回のテーマの伏線になる。

 ◆◇◆

とにかく具材と米を、全部ナベの中に放り込む。
キムチの素もひとさじ、加える。
水を注いで、火にかける。

DUGのPot-IIをTR-B25に乗せて飯を炊く時は、
強火数分で沸騰、ナベのふたに重しを乗せて弱火にし、12分。
これで美味い飯が炊けるのだ。



炊けた。
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味が薄かったのでトッピングに、キムチの素を垂らす。

うむむむ。
激しく美味いのだが、期待値を超えてくれない。
期待通りでしかない。


噛み締め、咀嚼しながら、刻み海苔をどうしようか?
などと想念がよぎる。

期待値を超える美味さだと、こういう雑念が起きないのだが...。





豁然と、黄色い円形の図形が脳裏に浮かび、留まる。
そうか! これであったか。

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魚肉ソーセージのキムチ味炊込みご飯、
仕上は玉子の黄身をまとって。




(追記:2011/05/22)
作り直してみた。乾燥野菜系の具、ならびに乾燥小えびは、使わない方が良かった。具を魚肉ソーセージのみとすることで余計な食感がなくなり、いっそうの美味しさであったことをお伝えしておきたい。
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by yabukogi | 2011-05-10 17:14 | One Pot Cooking
2011年 03月 03日

0.9mm、至福のランチ

ディ・チェコ No.9カッペリーニ 

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アルコールストーブなど軽量ストーブを携え、ソロ用のポットひとつで短時間に出来上がる献立について実践、考察する。

今回は、ディ・チェコ(イタリア)の極細パスタをスープ仕立てで味わおう。ちなみにディ・チェコの場合はNo.11とNo.12を「スパゲティーニ」と表記しているから、このNo.9という細いパスタはスパゲッティーではなく、正しく「カッペリーニ」と呼びたい。記念すべき【One Pot Cookingシリーズ】第一回はこのパスタである。



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これまでクスクスやマカロニをいろいろ試してきた結果なのだが、いまひとつ「がっつり喰った」感に欠けるのである。かといって茹で時間10分近いスパゲッティーを使用するにはためらいがある。まず茹でた湯の処分の問題。次に所要時間の問題。最後に使用する燃料の問題。湯の問題は「スープにすりゃあ良くね?」で解決。所要時間は10分を長く感じるか否か。しかし燃料の問題は大きい。手製の超軽量小型アルコールストーブだと、継続燃焼時間が最大10分という場合もあるだろう。これは高所で風がある状況下だと短縮される。え? 高所ではアルコールストーブを使わない? いや、これがいいのだ。風防さえしっかりしていれば。とにかく、この0.9ミリのカッペリーには、2分で茹で上がるのだ。しかもスープ仕立てで食して美味しい。嬉しいではないか。

> 嬉しいではないか!
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by yabukogi | 2011-03-03 10:30 | One Pot Cooking
2010年 12月 05日

蟹汁炊込炊飯記

【注記2011/03/10】
本稿は、当初「喰い物のこと」カテゴリとしていたが、「One Pot Cooking」カテゴリに配置する。One Pot Cookingの概念は、山岳など屋外環境において、ソロクッカーと小型軽量ストーブを使用し、常温携行または現地調達可能な食材のみを素材とし、合理的に簡潔な手順によって感動的に満足度の高い食事内容を実現しうる調理プロセスのことを指す。以上、注記。



 ◆◇◆

食品売り場でFD(フリーズドライ)の味噌汁を見かけるようになって久しい。オフィスでのランチ需要だろうか、ラインナップも増えている。


ある日僕は【かに汁・北海道みそ】と書かれた暴力的なパッケージに出会う。うむ、やはりアマノだ。ためらうことなく数個を手に入れ、炊込み風の炊飯ができないものか、工夫をめぐらせる。
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想定は、里山・中級山岳ののんびりウォーク。眺めのいい場所に小一時間もケツを据えて、魂を洗うまろやかな時間のランチだ。北アの稜線でスノウ・ブラストの洗礼を受けながら、という場面ではない。

またアルファ米をスープと混ぜ煮にしてリゾット風というのは当たり前過ぎてネタにならない。ここでは生米を使ってみよう。ということで備忘録に過ぎないが、ある日、炊込みご飯らしきものを作ってみた記録。



準備したもの、またその内容は...

>> たきこみじゃ
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by yabukogi | 2010-12-05 21:06 | One Pot Cooking
2010年 07月 13日

華麗なる魚肉炊込飯

【注記2011/03/10】
本稿は、当初「喰い物のこと」カテゴリとしていたが、「One Pot Cooking」カテゴリに配置する。One Pot Cookingの概念は、山岳など屋外環境において、ソロクッカーと小型軽量ストーブを使用し、常温携行または現地調達可能な食材のみを素材とし、合理的に簡潔な手順によって感動的に満足度の高い食事内容を実現しうる調理プロセスのことを指す。以上、注記。



 ◆◇◆


山で飯を炊く夢を、ときおり見るのだ。


山といっても、稜線の方まで上がる山じゃない。裏山のふところに寝転がって文庫本を読むとか、沢にタープを張って一日を過ごすとか、そんなまろやかな時間が流れる、山。

なぜか土筆(つくし)がたくさん出ていて、それを摘んでは鍋に放り込みながら、飯を炊く夢。白い飯のときもあった。生の秋刀魚を炊き込んだ飯のこともあった。とにかく数回、飯を炊く夢。いっそ夢の通りにしてしまえ。雨の日のランチに、山でやるような飯炊きの儀式を行う。それも思いっきり華麗なるやつだ。

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>> それこそ華麗なる展開だ...
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by yabukogi | 2010-07-13 15:56 | One Pot Cooking