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その男、薮の彼方に消ゆ

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2013年 04月 29日

春の森で猿のアレを思い出す

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裏山の森に、いく筋かの小径がつけられている。
満ちてきた信州の春を愉しもうと、木漏れ日の小径をぶらぶら歩こうと、珈琲道具と水筒だけを携えてこの森に分け入った。



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芽吹きはじめたばかりの森をゆく。



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散りかかった山桜の彼方に、常念。
左側の鞍部に、微かな白い突起が出ている。これは槍ではなくて、中岳。望遠レンズを(というかちゃんとしたカメラを)持っていなかったので、ごめんなさい。



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木立の中に、山頂の三角点。



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朽ちかけた木のテーブルに、この日の珈琲セット。アルコールストーブ一式を忍ばせたマグは450ml。



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35mmフィルムケースから取り出された、カーボンフェルトのコーン。ピンぼけ失礼。
スタンドは我らが炎のマエストロ、さんぽ師匠のCFストーブのもの。



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フィルムケースに「アルコール漬け」になっていたコーンに、燃料を少し加えて点火。



おや。この形状、以前にどこかでも見たような記憶が....。



やはりそうだ。
2008年早春の烏川渓谷で見かけた、猿の排泄物。これと全く同じ形状だ。
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完全に一致。



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これが思った以上に仕事する。カーボンフェルトを芯に、というアイディアを発案・提唱、そして改良なさった先人たちの苦労を思い浮かべる。ありがとうございます。

たしかにこの形状、燃費はやや悪いものの最大瞬間風速的に、良く燃える。気化の量や空気との接触面積とか、工夫ができそうだ。今回に関しては、コーンの径と高さをもうふた回り大きくしてやれば良いか....。







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この日はインスタント珈琲で。







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山麓の麦畑が、青々と茂ってきた。雲雀のさえずりも間近だろう。

by yabukogi | 2013-04-29 07:04 | ぶらぶらと歩くこと


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