2011年 03月 01日

その男、備蓄中。

.......追記:2011/03/14...............
震災前に書いたためとはいえ、
被災者への配慮に欠けるとの誹りは免れ得ない。
かの地の苦痛を思えば、ただ、つらい。
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山道具を放り込んであるラックの2段目は、山で喰う食糧を詰め込んである。
ここが大変なことになってきた。
溢れてきたのだ。

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僕は家事を担当していて、ほぼ毎日のように、独り買い物に行く。
マイバッグを持ってショッピングセンターの中でカートをころころ流し、
長ネギを刺したバッグをカブの荷台に積み込んで、
松本の市街地を走っているのだ。

哀しい主夫ではある。

買い物中に、麺類、FD食品、カーボン行動食などを中心に、チェックを入れる。
信州の地方都市のこと、新製品が必ず顔を揃える訳じゃないけれど、
目新しいモノもあるからだ。


 お。マルタイの棒ラーメン、新パッケージみっけ。食べてみよう。


こんな感じで、少しずつ買い足してはテイスティングし、
調理に必要だった手順や燃料の量、調理時間、
そして味わいや満足感、さらに出るゴミの量や腹持ちまで確かめてみる。
あらゆる点で満足なものは、
レギュラーの山岳食糧として僕のお気に入りになる。


振り返れば昨年後半は、よく出歩けた。
つまり日帰りとはいえ何度か山に行けたのだが、今年はどうもまずい。
溜まるストレス、減らない内臓脂肪が如実に語っているように、
ぜんぜん出かける余裕がないのだ。

上に書いたような食糧の買い足しは
昨年後半と同じようなペースで行われている。
だから、僕がこっそり太るように、在庫が増える。
消費しないから備蓄分がどんどん増えて行くのだ。


何食分あるか、数えてみた。
炭水化物をベースに、
マルタイの棒ラーメンひと袋を「2食分」という風にではあるけれど。


34食だった。


何ということか。
僕は自由と時間と金、そして愛情には不足しているけれど、
山に行く食糧に関しては、1ヶ月分もあるじゃないか。


ここまでタイピングしていて、とても哀しい気持ちになってきた。
あまりにも寒々しく、あるいは惨めというべきか。



こんなことをここに書いて良いのだろうか? 
躊躇逡巡は隠せない。
しかし例えば山に行って楽しかった、
あるいは山道具をについて考えてみた、
と言うのと同じ個人的な体験なのだ。

ここは所詮、そんな体験を書き捨てておくような場所でしかないのだから、
これでいいのだろう。




ところで、だれか、山に連れてってくれないか。
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by yabukogi | 2011-03-01 16:32 | 喰い物のこと


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